【妊活必須栄養素⑦ ビタミンC】
2023/04/04
【妊活必須栄養素⑦ ビタミンC】
【妊活必須栄養素⑦ ビタミンC】
みなさんこんにちは。
院長の韓です(^^♪
妊活必須栄養素
7回目の今日は
みなさんなじみのある
【ビタミンC】です!(^^)!
ビタミンCは水溶性のビタミンで
オレンジ果汁より発見されました。
ビタミンCはアスコルビン酸ともいわれ、
骨や腱などの結合タンパク質である
コラーゲンの生成に必須の化合物です。
ビタミンCが不足すると、
コラーゲンが合成せず、
血管がもろくなり出血を起こします。
これがいわゆる壊血病です。
それ以外の症状としては、
イライラ、貧血、顔色が悪い、
筋肉量減少、心障害、呼吸困難
などがあります。
また、毛細血管・歯・軟骨などを
正常に保つ働きがあるほか、
皮膚のメラニン色素の生成を抑え、
日焼けを防ぐ作用や、
ストレスや風邪などの
病気に対する
抵抗力を強める働きがあります。
最近はビタミンCの抗酸化作用が注目され、
がんや動脈硬化の予防や
老化防止にビタミンCが
有効であることが期待されています。
つまり、卵子や精子の老化
にも関係があるという事です。
ストレスや食べ物により
身体が酸化状態にあると
良質な卵や精子は作りにくく
また、受精卵の着床にも
大きく関わってくると考えられます。
前回お話しました
【ビタミンE】も
同じ抗酸化作用を持ち
ビタミンCを単体で摂取しても
最低限の役目が終わると
尿中に排出されてしまいますが、
脂溶性のビタミンEを
一緒に摂取すると
体内で有効利用され、
抗酸化作用が持続される
といわれています。
逆にビタミンEも、ビタミンCを一緒に
摂ることでその効果が発揮されるんですね!(^^)!
人はビタミンCを体内で作れないため、
ビタミンCの一日の摂取推奨量は
100㎎とされています。
(2020年版食事摂取基準)
一日1000㎎以上摂取しても
吸収量が50%以下になります。
ビタミンCは水溶性ビタミンの為
余剰分は尿と一緒に排泄されるため、
広い摂取範囲で安全と考えられ
過剰症はないとされてきましたが
近年、過剰症による虚血状態によって、
細胞中の酸素濃度が低下した場合は、
活性酸素を産生し、
細胞死を引き起こす可能性が
示唆されています。
通常の食事による
過剰摂取はありませんが、
サプリメントを併用する際は
十分注意してください。
ただ、現在ほとんどの方が
不足しており
酸化状態の方が多いようです。
それでは、ビタミンCを多く含んだ
食材についてお伝えいたします!(^^)!
【果実類 100gあたり】
アセロラ 酸味種 生 1700㎎
アセロラ 甘味種 生 800㎎
グァバ 赤・白肉腫 生 220㎎
ゆず 果皮 生 160㎎
キウイフルーツ 黄肉腫 生 140㎎
キウイフルーツ 緑肉腫 生 71㎎
かき 甘がき 生 70㎎
いちごは以前のカレンダー投稿で
お伝えしました、
日本のいちごは農薬を平均45回、
最高65回散布されており
皮もないため、おすすめできないので
除外しました。
いちごに限らず、すべてにおいて
しっかりと調べて選びましょう!(^^)!
ちなみにいちごは野菜になります(^^)
【野菜類 100gあたり】
赤ピーマン 果実 生 170㎎
芽キャベツ 結球葉 生 160㎎
ブロッコリー 花序 生 140㎎
かぶ 葉 生 82㎎
青ピーマン 果実 生 76㎎
さやえんどう 若ざや 生 60㎎
キャベツ 結球葉 生 41㎎
【いも類 100gあたり】
じゃがいも 塊茎皮つき 生 28㎎
さつまいも 塊根皮つき 生 25㎎
さといも 球茎 生 6㎎
ながいも 塊根 生 6㎎
【お茶 100gあたり】
玉露 浸出液 19㎎
せん茶 浸出液 6㎎
※参考 健康長寿ネット
このビタミンCですが、
水溶性の為水に溶けやすく
食べ方にも少し工夫が必要です。
少しながくなりますので
ここからはご興味ありましたら
是非ご覧ください(#^^#)
お伝えしたようにビタミンCは、
水に溶けやすく
そして熱にも弱いため、
生で食べた方が良いと言われています。
生野菜や果物ですね(^^)
ただ、生野菜はそのまま摂取しても
有効成分は吸収されにくいという
研究結果があります。
それはなぜか、
植物である野菜は
動物と違い細胞膜だけでなく
細胞壁で守られているため、
この細胞壁を壊さないと
その成分をうまく吸収できないんです。
細胞壁はリグニンとセルロースで構成され
これらは建物で例えると
鉄筋とコンクリートの役割になります。
この話になると
私が力を入れている自給農の
話しにつながってくるんですが(^^;
ようはその壁を分解する必要が
あるんですね。
植物が土に還る時
糸状菌などのカビ菌によって
分解されるんですが
食べるとなるとカビ菌は嫌ですね(^^;
でも乳酸菌や麹菌を使って
発酵分解すれば大丈夫です。
そこで摂取時の方法として、
1. 加熱する
2. 麹菌などの微生物で発酵させる
3. 酸で溶かす
という方法があります。
1 については
茹でることでビタミンCを摂り出す
野菜スープや鍋や煮込み料理などが
有効ですね!
溶けだしたビタミンは汁に含まれるので
汁ごと飲んでくださいね!
ビタミンCは熱に弱いとされてきましたが、
最近の研究結果では、熱に強いという
報告もあります。
果実はそのまま生でOKですよ!
2については
お漬物などの発酵食にすると
いいですね!
乳酸菌も摂れて、腸内環境にも
有効です(^^♪
ちなみにこちらは
私が漬けたお漬物
めちゃくちゃ美味しいです(≧▽≦)
(自画自賛笑)
3については
酢漬けなどにして食べれば
さっぱりと、
これからむかえる
夏場は食べやすく、
夏バテ予防にも有効です!(^^)!
長くなりましたが、
色んな工夫をして
美味しくビタミンCを摂取してくださいね!
では、本日も
良い1日をお過ごしください(^^♪