【妊活必須栄養素③ カルシウム】
2023/03/29
【妊活必須栄養素③ カルシウム】
【妊活必須栄養素③ カルシウム】
みなさんこんにちは。
院長の韓です(^^♪
前回から妊活には欠かせない
ミネラルやビタミンについて
初回の【鉄】に続き、
前回は【亜鉛】について
お話させていただきました。
さっそっく何か取り入れましたでしょうか?
バッチリ!
あ、ちょっと画像を
間違えてしまいましたね(笑)
妊娠する力を
妊孕力(にんようりょく)といいますが
当然年齢とともに下がっていくものです。
そして体に必要な
ミネラルやビタミンも
摂り出してすぐに
反映するわけではありません。
後回しにせず、すぐに意識して
行動に移すことが、
早期妊娠のキモとなるわけです。
さて、今日のテーマである
『カルシウム』
みなさんはカルシウムといったら
何を想像しますか?
やっぱり『骨』ですかね?
あとは『牛乳』
そんなカルシウムですが、
骨や歯の主要な構成成分になるほか、
細胞の分裂・分化、筋肉の収縮、
神経興奮の抑制、血液凝固作用の
促進などに関与しています。
そして葉酸だけではなく、
カルシウムは妊活に必須の栄養素です。
カルシウムが不足すると、
赤ちゃんの発育不全や母体の骨粗鬆症
などのリスクもありますし、
産後は授乳のためにも
カルシウムは必要不可欠です。
妊活中においては、
カルシウムの不足によって
卵子は受精しにくくなり、
精子は運動率が劣って
受精することが困難になる
といわれています。
現代の日本人は
カルシウムが足りていないと
いわれていますが、
特に妊活中、妊娠中はカルシウムを
積極的に摂取するようにしましょう。
カルシウムは、体重の1~2%程度含まれており、
身体の中で最も多く存在するミネラルです。
99%が骨や歯などの硬組織に存在し、
残り1%は血液、筋肉、神経などに存在しています。
カルシウムの吸収率は20~30%
どの栄養素にも言えることなんですが、
マグネシウムやビタミンD
その他タンパク質などなど
他の栄養素との
バランスがとても重要で、
ただカルシウムを摂ればいい
というわけではありません。
そう言った観点からも、
過剰摂取になる『牛乳』は決して
カルシウム摂取に優れているとは
いえません。
それ以外にも、
牛が食べる餌やホルモン剤などの
観点から、
個人的には積極的に
飲用すべきではないと思っています。
そのあたりは
妊活講座にご参加頂ければ
ご理解いただけると思います(^^)
さて、成人1日の
カルシウムの必要量ですが
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、
1日の推奨量を、
18~29歳男性で800㎎
30~74歳男性で750㎎
18~74歳女性で650㎎、
とされています。
耐容上限量は、18歳以上男女ともに
1日2,500㎎と設定されています。
では、カルシウムが多く含む
食材の紹介です(^^)
カルシウムは、魚介類、藻類、
豆類、種実類、野菜類に多く含まれます。
【魚介類 100gあたり】
干しエビ 7100㎎
かたくちイワシ 田作り 2500㎎
かたくちイワシ みりん干し 800㎎
真あじ 生 780㎎
うるめいわし 丸干し 570㎎
しらす干し 半乾燥品 520㎎
【海藻類 100gあたり】
ほしひじき 乾 1000㎎
刻み昆布 940㎎
カットわかめ 乾 870㎎
青のり 素干し 750㎎
あおさ 素干し 490㎎
【野菜類 100gあたり】
切り干し大根 乾 500㎎
パセリ 生葉 290㎎
モロヘイヤ 生葉 茎 260㎎
大根 生葉 260㎎
かぶ 生葉 250㎎
シソ 生葉 230㎎
小松菜 生葉 170㎎
【豆類 100gあたり】
おから 310㎎
油揚げ 生 310㎎
生揚げ 210㎎
きな粉 190㎎
焼き豆腐 150㎎
納豆 90㎎
【種類 100gあたり】
ごま いり 1200㎎
ごま ねり 590㎎
アーモンド いり 無塩 260㎎
くるみ いり 85㎎
バターピーナッツ 50㎎
※参考
公益財団法人長寿科学振興財団 (健康長寿ネット)
カルシウムはやっぱり
魚介類でしょうか!(^^)!
ごまも手軽に摂れますので
特に黒ごまは『腎』を補ってくれるので
ご飯にかけるなど
積極的に摂りましょう(^^)
こんな感じに、
色んな食材で和え物も
美味しいですね!(≧▽≦)
乳製品は日本人の腸内細菌には
特に適していませんので、
嗜好品として楽しみましょう(^^)
腸内細菌が喜ぶ
『和食』のバランスって
凄いと思いますよ!
そしてカルシウムももちろん、
摂りすぎには注意が必要です
前述しました、上限2500㎎を
毎日のように超えてしまうと
高カルシウム血症、高カルシウム尿症、
軟組織の石灰化、泌尿器系結石、
前立腺がん、
前回と前々回ご紹介した
鉄や亜鉛の吸収障害も
引き起こしますし、
便秘などの様々な健康障害が起こりえます。
通常の食品からの摂取では
耐容上限量を超えることはほぼありませんが
サプリメントを使用する際は
十分注意してくださいね!
次回は【マグネシウム】です!(^^)!
では、本日も
良い1日をお過ごしください(^^♪