【妊活必須栄養素⑧ ビタミンB群】
2023/04/05
【妊活必須栄養素⑧ ビタミンB群】
【妊活必須栄養素⑧ ビタミンB群】
みなさんこんにちは。
院長の韓です(^^♪
妊活をする上で大事な栄養素
もちろん妊活以外でも
基本として必要な栄養素
8回目です!(^^)
今日は【ビタミンB群】について(^^)
ビタミンB群は
当院クライアントさんで
分子栄養学(オーソモレキュラー)の
検査受けられた方で
100%の方が不足していると
分析結果がでているビタミンの1つです。
ビタミンB群は、
ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン、
パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類の
総称です。
今回のブログは総称で説明するか
迷ったのですが、
後から見返せるので
あえて1つずつ説明することに致しました!
なのでとても長いです^^;
不要なところは流して
時間を分けてお読み下さいね(^^)
ビタミンB群は、私たちが
生きるためのエネルギーをつくるのに
欠かせない栄養素です。
そしてビタミンB群は
どれかひとつだけでは
効果を発揮しにくく、
お互い助け合いながら働きます。
ゆえにビタミンB群は
一緒に摂る(複合体)が
望ましいかたちになります。
今日の投稿は、お伝えしように
一つずつご説明しますが、
メモなどを取った上で
ご自身が手に入れやすく
食べやすいものをチョイスして
摂取してくださいね!(^^)!
本題に戻りますが、
人はタンパク質、糖質、脂質
という三大栄養素から
エネルギー産生しますが、
ビタミンB群はそれらをサポートする
補酵素と言われています。
補酵素は代謝を円滑に行わせる
潤滑油のような働きがあります。
なので三大栄養素を摂取していても
ビタミンB群が不足していると
それらをエネルギーに変えることが
できないという事になります。
特にタンパク質の代謝に関わっているのが
ビタミンB6です。
ビタミンB6は、
アミノ酸の再合成を手助けする補酵素です。
なのでタンパク質と合わせて、
ビタミンB6を摂取することが
とても重要になります。
タンパク質を摂っていても
足りていない方は
ビタミンB6不足が原因かも
しれませんね。
ビタミンB6の一日の摂取の推奨量は、
18歳以上の男性で1.4㎎、
18歳以上の女性で1.1㎎
上限は各年齢ごとに設定されています。
ビタミンB6ga不足すると、
皮膚炎、舌炎、口内炎、口角症、
貧血、リンパ球減少症になります。
また、成人の場合は、
うつ状態、錯乱、
脳波異常、痙攣発作など
神経系に異常が起こることもあります。
とくに抗生物質を長期間投与された
患者などでは欠乏症になる恐れが
指摘されており、注意が必要です。
ビタミンB6が多く含まれる食材です。
【野菜類 100gあたり】
ししとう 果実 生 0.39㎎
あさつき 葉 生 0.36㎎
モロヘイヤ 茎葉 生 0.35㎎
ブロッコリー 花序 生 0.30㎎
切り干し大根 乾 0.29㎎
西洋かぼちゃ 果実 生 0.22㎎
【穀類 100gあたり】
玄米 0.21㎎
ライ麦パン 0.09㎎
【魚介類 100gあたり】
びんちょうまぐろ 生 0.94㎎
かつお 春秋 生 0.76㎎
ごまさば 生 0.65㎎
白鮭 生 0.64㎎
かたくちいわし 生 0.58㎎
【種類 100gあたり】
ごま 炒り 0.64㎎
落花生 バターナッツ 0.48㎎
落花生 炒り 0.64㎎
日本栗 生 0.27㎎
続いてビタミンB12です(^^)
ビタミンB12は
たんぱく質と結合しており、
胃の中でたんぱく質が
変性・分解されると、
遊離のビタミンB12になります。
ビタミンB12は補酵素として
たんぱく質や核酸の生合成、
アミノ酸や脂肪酸の代謝に
関与しています。
また、赤血球の成熟に関与し、
葉酸とともに
骨髄で正常な赤血球をつくります。
ビタミンB12は腸内細菌によっても
合成されるので、一般に
欠乏することはないと考えられますが。
胃全摘手術をした人では、
内因子が不足しビタミンB12が吸収されず
欠乏する恐れがあります。
12歳以上で
1日摂取推奨量は
男女共に、2.4㎍です。
摂りすぎても吸収されませんので
特に上限の設定はありません。
ビタミンB12を多く含む食材です(^^)
【魚介類 100gあたり】
しじみ 生 68㎍
あさり 生 52㎍
牡蠣 養殖 生 23㎍
にしん 生 17㎍
まいわし 生 16㎍
さんま 皮付き 生 16㎍
【海藻類 100gあたり】
あまのり ほしのり 78㎍
あまのり 焼きのり 58㎍
あおさ 素干し 1.3㎍
【肉類 100gあたり】
牛 肝臓 生 53㎍
鶏 肝臓 生 44㎍
豚 肝臓 生 25㎍
【卵類 100gあたり】
うずら卵 生 4.7㎍
鶏卵 卵黄 生 3.5㎍
鶏卵 全卵 生 1.1㎍
などです!(^^)!
次にビタミンB1
ビタミンB1はビタミンの中で
最初に発見されたものです。
科学的にはチアミンという
名称の化合物で、
ブドウ糖をエネルギーに
変換する際に必要な栄養素です。
食事中のビタミンB1の利用効率は
約60%程度と推定されています。
一日の推奨量は、
女性では18~74歳で1.1㎎
男性では18~49歳で1.4㎎、
50~74歳で1.3㎎です。
糖質を多く摂る人や、
よく体を動かす人は、
エネルギーの産生が盛んなため、
より多く必要としますので、
特に不足しないように注意が必要です。
過剰に摂取しても
尿中に排泄されますので、
上限は設けられていません。
ただしサプリでの過剰摂取は
頭痛や苛立ちなどの症状が
報告されていますので
ご注意ください。
ビタミンB1が不足すると、
ブドウ糖から十分にエネルギーを
産生できなくなり、
食欲不振、疲労、だるさなどの
症状が現れます。
またエネルギーが不足し、
脳や神経に障害を起こしたり、
さらに、重症な場合は脚気(かっけ)など
足の浮腫、しびれ、動悸・息切れ、
重篤な場合は死亡することもあります。
昔、玄米から糠を取り除いた
白米を食べるようになり、
脚気が流行ったことがあります。
現代でも、インスタント食品などの
利用の増加により、
ビタミンB1が不足し、
脚気にかかる人もいるようです。
やはりバランスよくですね!(^^)!
ビタミンB1の多く含まれる食材は
【肉類 100gあたり】
豚 ヒレ 赤肉 生 1.32㎎
豚 モモ 赤肉 生 0.96㎎
豚 ロース 赤肉 生 0.8㎎
豚 肩 赤肉 生 0.75㎎
【魚介類 100gあたり】
うなぎ かば焼き 0.75㎎
かつお節 0.55㎎
削り節 0.38㎎
真鯛 皮付き 生 0.32㎎
紅鮭 生 0.26㎎
【豆類 100gあたり】
黄大豆 全粒 ゆで 0.17㎎
あずき 全粒 ゆで 0.15㎎
ひきわり納豆 0.14㎎
おから 生 0.11㎎
【穀類 100gあたり】
玄米 0.16㎎
ライ麦パン 0.16㎎
【種類 100gあたり】
ごま 乾 0.95㎎
落花生 乾 0.85㎎
ごま 炒り 0.49㎎
ぎんなん 生 0.28㎎
アーモンド 乾 0.2㎎
ビタミンB群のお話になると
すごく長くなりますね(^^;
ポイントだけ押さえてくださいね!
次にビタミンB2です。
食事中のビタミンB2の
利用効率は約64%と推定されます。
ビタミンB2は、
糖質、たんぱく質、脂質の代謝、
エネルギー産生に関与する
酸化還元酵素の補酵素として働きます。
「発育のビタミン」ともいわれ、
発育促進に重要な役割を果たすほか、
皮膚、髪、爪などの細胞の再生にも
関与しています。
卵子の発育にも
もちろん必要ですね!
2020年版食事摂取基準では、
一日の推奨量は、
女性では18~74歳で1.2㎎、
男性では18~49歳で1.6㎎、
50~74歳で1.5㎎となっています。
余剰分が尿中に排泄されため、
耐容上限量は設定されていません。
ビタミンB2は
皮膚や粘膜の機能を正常に保つことに
関係していますので、
不足すると口内炎、口角炎、舌炎、
脂漏性皮膚炎、角膜炎などを起こします。
また、成長期の子どもの場合は、
成長障害を起こします。
エネルギー消費量が多い人ほど
ビタミンB2を必要とするので、
活動量の多い子どもの場合、
不足しないように注意する必要があります。
ビタミンB2を多く含む食材です。
【魚介類 100gあたり】
ずわいがに 生 0.6㎎
みりん干し 真いわし 0.5㎎
さば 缶詰 水煮 0.4㎎
白鮭 生 0.2㎎
真あじ 皮なし 生 0.2㎎
すずき 生 0.2㎎
【肉類 100gあたり】
豚 肝臓 生 3.6㎎
牛 肝臓 生 3㎎
鶏 肝臓 生 1.8㎎
鶏 心臓 生 1.1㎎
豚 心臓 生 0.95㎎
牛 心臓 生 0.9㎎
【海藻類 100gあたり】
あまのり 焼きのり 2.33㎎
あおのり 素干し 1.66㎎
わかめ 乾燥 素干し 0.83㎎
あおさ 素干し 0.48㎎
干しひじき 乾 0.42㎎
【豆類 100gあたり】
糸引き納豆 0.56㎎
ひきわり納豆 0.36㎎
きな粉 0.24㎎
蒸し大豆 全粒 0.1㎎
【卵類 100gあたり】
うずら卵 生 0.72㎎
鶏卵 卵黄 生 0.45㎎
鶏卵 全卵 生 0.37㎎
鶏卵 卵白 生 0.35㎎
【野菜類 100gあたり】
しそ 葉 生 0.34㎎
ブロッコリー 花芽 生 0.23㎎
切り干し大根 乾 0.2㎎
バジル 葉 生 0.19㎎
【種類 100gあたり】
アーモンド 乾 1.06㎎
ごま 炒り 0.23㎎
くるみ 炒り 0.15㎎
落花生 乾 0.1㎎
です!(^^)!
次にビタミンB3、
ナイアシンです。
食事中のナイアシンの利用効率は
約60%と推定されています。
脱水素酵素の補酵素として
糖質、脂質、タンパク質の代謝、
エネルギー産生に関与しています。
また補酵素として、
脂肪酸やステロイドホルモンの生合成、
ATP産生、DNAの修復や合成、細胞分化など、
幅広い反応に関与しています。
ホルモンや、DNAの修復など
やはり妊活にも関与しますね!
1日に必要なナイアシンの量(推奨量)は、
18~49歳男性では15㎎NE、
50~74歳男性では14㎎NE、
18~29歳女性で11㎎NE、
30~49歳女性で12㎎NE、
となります。
大量摂取した際に、
消化不良、重篤な下痢、便秘、
肝機能低下、劇症肝炎など、
消化器系や肝臓に障害が生じた例が
報告されていますので注意が必要です。
そのため、耐容上限量は、
18~29歳男性では300㎎NE、
30~64歳男性では350㎎NE、
65歳以上で300㎎NE、
18歳以上の女性では、
250㎎NEと設定されています。
ナイアシン欠乏で有名なのが
ペラグラです。
おもな症状は、赤い発疹ができる皮膚症状、
口舌炎や下痢などの消化管症状、
神経障害の三つがあげられます。
ナイアシンを多く含まれる食材です。
【魚介類 100gあたり】
かつお節 61㎎NE
すけとうだら たらこ 生 54㎎NE
びんちょうまぐろ 26㎎NE
かつお 春獲り 生 24㎎NE
かつお 秋獲り 生 23㎎NE
きはだまぐろ 22㎎NE
【肉類 100gあたり】
豚 スモークレバー 26㎎NE
豚 肝臓 生 19㎎NE
牛 肝臓 生 18㎎NE
鶏 若鳥ムネ 皮なし 生 17㎎NE
鶏 若鳥ささみ 生 17㎎NE
豚 ロース 生 13㎎NE
【きのこ類 100gあたり】
しいたけ 乾 23㎎NE
ひらたけ 生 11㎎NE
まつたけ 生 8.3㎎NE
えのきたけ 生 7.4㎎NE
エリンギ 生 6.7㎎NE
ぶなしめじ 生 6.4㎎NE
【穀類 100gあたり】
玄米 3.6㎎NE
発芽玄米 2.8㎎NE
ライ麦パン 2.7㎎NE
です!
次にビタミンB5、
パントテン酸です。
パントテン酸は酵母の成長を
促進する物質として発見されました。
パントテン酸は、
「至るところに存在する酸」
という意味で命名されました。
この名前の通り様々な食品に
含まれているので、
通常の食事をしている人では
不足することはまずありません。
脂質や糖質の代謝で
重要な役割を果たすほか、
身体の中で起こる
きわめて多くの酵素反応に関与しています。
また、善玉コレステロールを増やしたり、
(一般的な善玉も悪玉も必要で、
バランスが大切です)
ホルモンや抗体の産生
などにも関与しています。
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、
1日に摂取する目安量を、
18~49歳の男性で5㎎、
50歳以上の男性で6㎎
18歳以上の女性で5㎎と定めています。
大量摂取による健康被害は
報告されていないため、
耐容上限量は設定されていません。
パントテン酸が欠乏すると
細胞内の補酵素Aの濃度が低下するため、
欠乏の初期症状としては
疲れやすくなったり、
食欲がなくなったり、便秘
になったりといった症状が見られます。
さらにめまい、頭痛、動悸、不眠などが起こり、
進行すると知覚の異常、激痛(焼けるような痛み)、
麻痺や副腎皮質や消化管などの
臓器の機能不全、成長停止が起こります。
が、パントテン酸は
幅広い食品中に含まれているため、
通常の食事では、欠乏症は
きわめて少ないと考えられています。
バランスの取れた食事であれば
あまり気にしなくても
いいってことですよね。
なのでパントテン酸を
たくさん含む食材については
割愛いたしますね(^^)
次にビタミンB7
ビオチンについてです(^^)
ビオチンは皮膚の炎症を防止する
水溶性のビタミンで、
ビタミンHとも名づけられました。
水やアルコールに溶けやすく、
熱、光、酸に対しては安定ですが、
アルカリに対しては不安定です。
ビオチンは糖代謝に関与する
補酵素として、
エネルギーをつくりだす手助けをしています。
また、皮膚や粘膜の維持、
爪や髪の健康に深く関わっているビタミンで、
不足するとアトピー性皮膚炎や
脱毛などの皮膚症状や食欲不振、
うつなどの症状が現れます。
ビオチンの一日の摂取の目安量は
18歳以上の男女とも50㎍としています。
水溶性ビタミンであり、
過剰に摂取しても尿として排出されやすく、
過剰摂取による健康被害が
報告されていないことから、
耐容上限量は設定されていないようです(^^)
ビオチンが不足すると、
リウマチ、シェーグレン症候群、
クローン病などの免疫不全症のほか、
インスリンの分泌能が低下し
1型および2型の糖尿病のリスクが
高まることが知られています。
そのほか、乾いた鱗状の皮膚炎、
萎縮性舌炎、食欲不振、むかつき、
吐き気、憂鬱感、顔面蒼白、
性感異常、前胸部の痛みなど、
さまざまな症状が現れる為
注意が必要です。
それでは、ビオチンを多く含む
食材です(^^)
【きのこ類 100gあたり】
しいたけ 乾 41㎎
きくらげ 乾 27㎎
まいたけ 生 24㎎
ひらたけ 生 12㎎
えのきたけ 生 11㎎
マッシュルーム 生 11㎎
ぶなしめじ 生 8.7㎎
【肉類 100gあたり】
鶏 レバー 生 230㎎
豚 スモークレバー 130㎎
豚 腎臓(マメ) 生 100㎎
牛 腎臓(マメ) 生 90㎎
豚 レバー 生 80㎎
牛 レバー 生 76㎎
【種実類 100gあたり】
落花生 バターピーナッツ 96㎎
落花生 乾 大小粒 92㎎
ヘーゼルナッツ フライ味付け 82㎎
ひまわり フライ 味付け 80㎎
アーモンド フライ 味付け 60㎎
【卵類 100gあたり】
鶏卵 卵黄 生 65㎎
鶏卵 全卵 生 24㎎
うずら卵 全卵 生 19㎎
鶏卵 卵白 生 6.7㎎
【魚介類 100gあたり】
あさり 生 23㎎
真カレイ 生 22㎎
アンチョビ 缶詰 22㎎
かたくちいわし 生干し 18㎎
ししゃも 生干し 18㎎
すけとうだら たらこ生 18㎎
真いわし 生 15㎎
※参考 健康長寿ネット
最後に妊活と言ったらこれ!
ビタミンB9の【葉酸】です!
この葉酸は
また次のブログで
詳しくお話いたしますね!(^^)!
では、本日も
良い1日をお過ごしください(^^♪