体外受精は自然周期派?高刺激派?
2018/10/16
体外受精は自然周期派?高刺激派?
みなさんこんにちは。
院長の韓です(^^♪
すっかり涼しくなり
秋めいてきましたね!
日中と朝晩の気温差で
体調崩していませんか?
少し冷えるなと思ったら、
まずは白湯を飲んで下さいね!
さて、今日のタイトルにあります、
【体外受精】を受ける方法について
体外受精を受ける方法は
大きく3つに分けることができます。
一つはその名の通り
自然の排卵周期で採卵(卵を取り出す)する方法。
もう一つは高刺激で注射や薬を併用し
ホルモン補充でたくさん卵を作っていくのか、
あとは低刺激
(服用薬で比較的少ない量でホルモンを補充)
があります。
迷う所ですよね。
でも、現在病院ではほとんどが高刺激で
採卵が行われています。
自然周期は本当に少ない(~_~;)
で、私の考え方は
やっぱり自然の方が身体や
卵子への負担が少ない分
自然周期をお勧めしているんです。
自然周期の場合、通常の排卵に合わせて
採卵をするため、卵子は1つ
採れても2つ程度と数は少なくなります。
排卵は基本1周期に1つの卵ですから、
そうなりますよね。
なので、体外受精をして
受精卵が分割成長しなければ
移植(子宮に受精卵を戻す)ができない
というデメリットもあるんです。
対して、高刺激はどうでしょう。
卵を作る為のメッセンジャーである
ホルモンをたくさん投与するため
卵子がたくさん育ちます。
採卵をすると多い方で30個とか
それ以上の方もいらっしゃいました(^-^;
で、みなさんたくさん採れたと
喜ばれるんですが、
落とし穴があるんです。
例えば10個卵が採れたとして、
受精、分割成長する卵が多ければ
まだいいのですが、
10個中受精したのが7個
そこから分割成長したのが2つや
1つだけというケースも少なくありません。
高刺激ではそれだけ卵への負担が大きいということ。
最終的に移植できるのが1つや2つであれば
身体や卵に負担の無い、自然周期の方が
質のいい卵の確率が高いわけです。
なので私は基本自然周期を勧めているんですね。
ただ、高刺激を全て否定している
わけではありません。
それを見極めて自分に合った方法を
選ぶことがとても重要になってくるんです。
長くなりましたので、
続きは次回に、
では本日も良い1日をお過ごしください(^^♪