頭痛について
2016/02/15
頭痛について
皆さんこんにちは(^-^)
スタッフの細井です。
いかがお過ごしでしょうか?
さて今日は頭痛について書きますね。
一口に頭痛といっても種類があります。
「こわい頭痛」と「こわくない頭痛」
頭痛はありふれた病気です。
頭痛のほとんどは命にはかかわらない「こわくない頭痛」ですが、一部には放っておくと命にかかわる「こわい頭痛」があります。これを区別するのはとても大事なことです。
どうすれば「こわい頭痛」を見分けられるのか、考えてみたいと思います。
頭痛には、大きく分けて二通りあります。一次性の頭痛、つまりいわゆる頭痛持ちの頭痛と、脳などの病気によって起こる二次性の頭痛です。
一次性の頭痛持ちの頭痛は、特に病気で起こるわけではない「こわくない頭痛」です。
代表的なものとして、片頭痛(偏頭痛)、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。
◇片頭痛(偏頭痛)は、ズキンズキンと痛むタイプの頭痛で、多くは頭の片側に起こります。
発作的に起こり吐き気を伴う、とてもつらい頭痛です。周期的に起こり、仕事の妨げになったりします。人によっては何かチラチラするものが見えてから頭痛が起こります。
◇緊張型頭痛は、肩こりなどの緊張に伴う頭痛です。
いわゆる「けんびき」のある人によく起こります。頭痛の中で最も多いもので、片頭痛がズキンズキンと脈動感があるのに対して、重苦しく、締め付けられる感じがする頭痛です。また、ストレスの影響が大きく、パソコンを長時間使用する人や、運転手さんにもよくみられます。
◇群発頭痛は、頭痛がある期間に集中して、片目の奥に起こるもので、七転八倒するほどのたまらない痛さです。男性に多いのも特徴です。
脳などの病気で起こる二次性の「こわい頭痛」の代表格は、くも膜下出血です。
「今まで経験したことがない突然の激しい頭痛」で、意識を失うこともあります。
くも膜下出血の多くは、脳動脈瘤という血管のコブが破裂することで起こります。
再出血が起こるとより重症となってしまうため、緊急の入院と早急な治療を要します。
また最近、脳動脈の解離による頭痛の患者さんの頻度が増えているといわれます。頭痛の性状からは片頭痛や後頭神経痛などと区別することは困難で、MRI検査で明らかになることがあります。
大抵は何事もなく数ヶ月で回復しますが、まれにくも膜下出血や脳梗塞を起こすことが知られています。
◇一次性の「こわくない頭痛」と二次性の「こわい頭痛」とを見分ける注意点として、以下のようなものがあげられます。
- 突然の頭痛、今まで経験したことがない頭痛
- いつもと様子の異なる頭痛
- 日に日に頻度と程度が増していく頭痛
- 今までは頭痛などなかったのに、50歳を過ぎて初めて起こった頭痛
- シビレ・マヒなどの神経症状を伴う頭痛
- 癌などの病気を持っている方の頭痛
- 精神状態の変調を伴う頭痛
- 発熱・嘔吐などを伴う頭痛
これらが当てはまる場合は、「こわい頭痛」でないかどうか、一度専門医のいる病院やクリニックで診断を受けられてはいかがでしょうか。
また、未成年・小児の頭痛は、精神的・身体的ストレスの関与が大きいといわれます。子供さんの慢性頭痛につきましては、まずは小児科へ受診されることをお勧めいたします。
と少し怖い話になってしまいましたが、緊張性頭痛などは
整骨院で姿勢を矯正すると緩和することはよくありますし、鍼灸治療も頭痛に
効果があるといわれていますので気になる方はご来院くださいね♪
では今日も一日元気にお過ごしください!